マンション長期修繕計画策定

建物の維持管理の今後に不安のないマンションはほとんどありません。管理組合の皆さんは日常のお仕事をしながら対応できるのでしょうか。だからこそSOU建築設計室は、アドバザーとして適正なマンション維持に向け支援していきます。

計画策定の流れ

計画の意義の周知 理事会などで、長期修繕計画の基本的な考え方や、その必要性、成功させるポイントなどをお話しします。
ワークグループの結成補助 理事会の下部組織として、ワークグループを形成します。
構想段階 資金計画などイメージの形成
調査・計画段階
資料での確認・整理
  • 書類の確認(販売時パンフ、確認申請書、設計図、竣工図書、修繕履歴など)
  • 共用部分と専有部分の明確な整理
  • 既存の計画の確認、予算(積立金)の確認
現地での点検・確認
  • 目視、触診、打診による点検・確認
  • 専門調査による確認(中性化、耐震など)
  • 居住者へのアンケート等(意向調査、劣化場所の確認;特に設備)
修繕計画の作成 修繕項目、修繕時期、概算工事費の計画
その他
暮らしの向上

大規模修繕工事は、物理的な不具合の修繕が中心となり、予算がかかる割に効果を実感できず、満足度の低いものになりがちです。理由は、具体的に「自分たちの暮らしの向上」が感じられないからです。社会的にも、各個人でも「暮らし」のニーズは変化しており、それらのニーズへの対応に予算の一部を割り振りも、モチベーションを高め大規模修繕を成功させるカギと言えます。

例1)共同で行うもの

  • セキュリティー強化 オートロック、監視カメラ導入
  • 断熱性強化 断熱施工、断熱サッシへ交換
  • バリアフリー改修 スロープ設置
  • 模様替え エントランスなどの改修
  • エコ改修 LED照明(対応済)、電気自動車対応コンセント、太陽光発電など
  • 災害対策 水道ポンプ用発電機設置

例2)個人で行うもの

住居内の改修、結露対策、介護改修、ユニットバスやキッチンの入れ替えなど