「LIFE MEDICAL CARE いずみ」は、小学校跡地を活用し[医:診療所、食:カフェ、住:ホスピス、動:メディカルフィットネス、学:地域交流、犬:動物介在活動]6つを掲げた医療複合施設です。誰もが立ち寄りやすく気軽に利用できる施設として、各テーマを連携させることがもとめられました。
地域に配慮し住宅のスケールを身にまとったこの施設は、道路側から敷地を挟んで反対側の公園が見えるように半外部空間のエントランスがあります。ここから各テーマへと直接出入りすることができ、誰もが利用しやすい施設となる工夫が凝らされています。
また、ここでは終末期を過ごすホスピスの住人もいらっしゃるため、一つの施設で体調の良い日には落ち着きのある「リビング」から、中庭に沿って「散策の森」や「屋上の緑」、公園の見える「テラス」、多様なシーン眺め地域の人々とカフェで食事ができるような、各テーマの連携を生み出しながら、地域住民の健康を支える施設となっています。
このようなコンセプトとその建築が評価され、国土交通省の「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル」に選定されました。